香山は、あまりの怒りの大きさに、自分の中で何かがキレたのに気づいた。今まで働いていた理性や世間体、教育者としての体面など、もうどうでもいい。こんな卑劣なことをする女生徒どもには、懲らしめが必要だ!自分をおとしいれた四人に対する復讐を開始したのである。一方、香山が大学に戻ることを知った美希は、彼に会いに行き「二年後には、先生のいる大学に行くつもりですから、よろしくお願いしますね!」と告げる。その様子を見ていた男子が、美希に例の写真を見せて「あんな奴と親しそうにするのはやめろよ」。しかし美希は、その写真を見たことよりも、そこに書かれている落書きの文字にショックを受けた。それは姉、真紀の物だったからである…。